STAGE045(2021/05/02)
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち 前編/スウィートホームどうも、1Pカワサキです。
どうも、2Pハセガワでーす。
この番組は、かつてゲーム少年だった1Pカワサキと2Pハセガワの2人が、ゲームにまつわる様々な話題で、故きを温ねて新しきを知る番組です。
はい。
ブライトビットブラザーズ、STAGE45になります。
うん。
今回のテーマは、ゲームタイトル。
うん。
ドラゴンクエスト4 導かれし者たちですね。
そうですね。
ちょうどね、1年前のゴールデンウィーク。
はいはいはいはい。
ね、ドラゴンクエスト1・2・3っていうね。
はいwww。
3本連続配信っていうね、始まったばっかりで勢いがあって、そういう事をしてましたけども、それに続いてのドラクエシリーズという事で、4ですね。
そうですね。
はい。
うん。
発売されたのが、1990年の2月11日。
はい。
ファミコンで、エニックスから発売されてますね。
うん。
これがドラゴンクエストシリーズ4作目ですけども、1から3がロトシリーズ。
そうですね、ロト3部作。
ロト3部作と言われてるんで、一応そこでひとまとめにすると、こちらの4はですね、発売された段階では言われてなかったんですが、後にシリーズとして天空シリーズというのが続くんですが、それの第1弾がこの4ですね。
そうですよね。
はい。
新たなドラクエサーガが始まったという事で。
うん。
で、これに関しては発売する前にね、「いったい次のドラクエは何が始まるんだ?」というね。
そうですよね、ホントそう。
期待があってですね、発売前のいろんな情報を見ると、なんかキャラがたくさんいるとね。
そう。
ね。
今までドラゴンクエスト1が1人、2が3人、3が最大4人のパーティーっていう事だったんですが、この4にいたっては、4人以上、なんか仲間がいる感じの情報が出てまして。
そうですよね。
ねー!
うん。
ドラクエってね、この頃からもう発売前の情報が小出しにされてって、それを見てワクワクするっていうのが恒例になってましたから、ジャンプ読みながらドキドキしてたんですけど。
そうですよ。最初にだって髭のピンクの鎧のおじさん描いてあるから、僕けっこう不安になりましたけどね。
わかるwww。
「え? これ主人公? 今度」ってね。
え? え? どういう事?
なんか…うん。
だからこの辺もね、いわゆるプロモーション戦略は、おそらく狙い通りそういう事してたんだと思うんですけども、一体ね、ドラゴンクエスト4ってどういう話なのかというのは、この後本編に入って話していきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
よろしくお願いしまーす。
もうちょっとこのタイトルの説明をしたいんですけども、このカセットの容量ね、ドラゴンクエストシリーズは、シリーズを増すごとに容量が増えていくというタイトルなんですが、この4はついに4メガ。
4メガねwww。
はい。
前作の3が、2メガだったんですね。
じゃ、倍ですね。
倍になりました。
もうこの頃には、標準搭載となっているバッテリーバックアップ。
んー。
もう復活の呪文はいらないよ、という事で発売されまして、国内販売本数が約300万本。
ああ、そうですよね。
ちなみにドラクエ3は、380万本。
うん。
それに比べるとちょっと少ないですが、少ないといってもトリプルミリオンですから。
そうですよねwww。
あのwww、普通じゃないです、これね。
うん、うん、うん。
はい。
これあれですね、ドラクエシリーズだと、ランキング6位らしいですね。
ああ、そう。6位かあ。
うん。
まあでもそっか。
確かに後半のドラクエ、もっとめちゃくちゃ売れてますもんね。
そうですね。
この頃300万本っていったら、もう尋常じゃなかったんですけどね。
うん、いやあすごいですよ。
うん。
うん。
このね、ドラクエ3のときにちょっと話しましたけど、発売したときに社会現象になったという話をしたと思うんですけど、大型量販店のところに行列ができて、しかも当時ゲームの発売日は木曜日だったんですよね、確か。
そうですよね。
平日だったので、平日にも関わらずなぜか小中高生が並んでいるというのが色々と問題視されたせいでですね、このドラクエ4からは発売日が平日ではなく、日曜日発売になりました。
そうですよねー、日曜になりましたねー。
www。
ね、これで安心して学生も並べると。
そう。
で、この日曜日になったっていうのでね、僕らの世代って、日曜日わかると思うんですけど、今の世代だと、なんで土曜じゃないの? って思う可能性があって。
なるほど。
僕らの頃って土曜日学校、毎週ありましたもんね。
週休1日制でしたからね。
うん。
そうっすね。
今学校も、週休2日ですもんね。
うん。
うんうんうんうん。
ここにもちょっと時代感じるなあ。
そうですね。
あとあれですね。
僕覚えてるのは、カセット高くなったなあっていう。
そうですね。
やっぱり単純に容量が倍になってると考えると、値段も倍になってもおかしくないんですけども。
そうそう、えーと8500円? かな。
いやあ、すごいですねwww。
確かに倍ぐらいになってますね、初期のファミコンから考えると。
うん。
だからこれもあって、3より伸びないのかなあと思いましたけどね。
それでも300万本売れてますからね。
そうそうそうそうwww。
www。
どれだけ儲けたんやって話ですけど。
うん。
まあそれでもね、結局開発コストがね、たぶんかかってますから。
うん。
これなぜかというと、3までのドラクエっていうのは、大体1年に1本出てたんですよ。
そうですね。
ところがこの4はですね、3から約2年かかって発売されてますんで、そのコストを考えれば、まあ大人になって、値段としては妥当かなと思うんですが、やはり当時ね、学生からすると「高いなあ」と。
さらに欲しがってる子供の親からしたら、「なんでそんな高いねん」と言われても、仕方がないかなと思いますけど。
でまあ、そういうふうに発売されたんですけども、では4が果たして…オープニングでも言いましたけども、どういう話なのかと。
うん。
ある意味、今までのロトシリーズ完結後のね、仕切り直したドラクエ1作目という事ですから、一体どんなお話なのかなという感じでね、我々も出てくる情報を読み漁ってたわけですけど、このゲームの特徴がですね、今回まとめたんですが、とりあえず大きな特徴が4つある。
うん、うん、うん、うん。
最初にこの特徴を言って、後で順番に紹介していこうかなと思うんですけど。
はい。
まず1つが、5つの章にわかれたシナリオ。
はい。
これがすごく特徴のひとつですね。1本のお話なんですけども、ゲーム的に5つに分かれて物語が進んでいくと。
うん。
で、2つ目が馬車システムによる5人以上のパーティーが組めるっていうとこね。
うん。
これも大きな特徴のひとつ。
で、3つ目がAIによる戦闘システム。
そうですね、AIね。
これが当時ね、「よくわからんけど、なんかかっこいいな」と思ってwww。
www。
どんなものかよくわからなかったんですが。
で、4つ目が、カジノの初登場という。
www。
www。
ああ、そうか。ここまでは、そっかスロットぐらいか。福引券…
そうそうそう。
このね、ドラクエといえばカジノっていう人がいるぐらい、たぶんカジノってドラクエと切っても切れない関係だと思うんですが、それが初めて出たのがこの4であると。
うんうん。
この4つ、一応今回大きな特徴としてまとめたんですが、まずじゃあ最初のね、全5章のストーリーっていうとこなんですけど、まずドラクエって一番最初にね、ゲームを始めるってやると、冒険の書を作るというのが出ます。そこで、自分の主人公の名前を入れて、今回はなんとその後に性別を選べるんですね。
うんうんうんうん。
ドラクエでは当然初。
主人公の性別を選べるというのは初ですけど、たぶんゲーム全体で見ても、性別を主人公が選べるってのは、かなり珍しかったんじゃないかなと。
で、その性別を決めるとゲームが始まるんですが、ここであのね、主人公の名前入れたにも関わらずですよ、第1章が始まるとですね、「第一章 王宮の戦士たち」っていうタイトルが出るんすね、これwww。
うん、うん。
ドラクエではけっこう珍しく。
うん。
で、そっからゲームが始まると、自分が全然勇者じゃないグラフィックで始まるんですね。
そうですね。
www。
www。
王様に呼ばれて、見たらなんか鎧着たさっき言ってたね、
ヒゲのね、
そうヒゲwww、ピンクのモヒカンの鎧着た、イラストではおじいちゃんなんですけどね。
ドット絵ではちょっとわからないんですが、そのキャラから始まると。
うん。
これはもう事前情報出てたんで、そのキャラ自体は知ってたんですが、ゲーム始まっていきなり「え? この人なの?」と。
うん。
「勇者じゃないんや」っていうところから、始まるわけですね。
うん。
で、主人公も既に名前もついてまして、ライアンっていう名前なんですけど。
そうですよね。
そうそう、最初に名前がもうついてるんですね。
そうなんですよ。
だから、ゲーム始めるときに名前をつけたキャラではない、というのはわかる。
うん。
で、この第1章の主人公が、バトランド王国の戦士ライアンで、王様に呼ばれてですね、最近この国で子供が次々失踪してると。
うん。
その謎を調査してこいという命令を受けて、冒険に出るというところからスタートするんですが、
そうですよね。
だから、王様に呼ばれるのってけっこう伝統っぽいじゃないですか。
そうですね、そうそうそう。
だけど、自分だけじゃないし、なんか「王宮の戦士たち」だから、みんなで呼ばれてる中の1人なんすよね、ライアンって結局ね。
そうそうそうそう。
でまあ城で情報集めたりね、近くの町行って情報集めたりしながら、この謎を解いていくわけですけども、もちろんこの主人公は戦士なんで、呪文が一切使えないと。
うん。
この主人公で第1章を進めていくと、まあ今回もね、もう今更ネタバレも何もないんで、
www、うん。
ネタバレありで話しますけど、
もしネタバレが嫌な人は、いったん止めて遊んでもらってから…
その方がね、面白いとは思いますけどね、はい。
で、結局子供が誘拐されていたのは、何かある理由があって誘拐されていて、めでたしめでたしで謎は解けたんですが、また新たなね、何か不穏な事が起こっていると。
うん。
この国というか、この王国のさらに外の国ですね。
そうですね。
この世界全体で、何かおかしな事が起こり始めているというのを察して、ライアンは…なんやったかな、このときに勇者がいるって言ってたんやったかなあ。
そう、言ってたかなあ、なんかそんな事。
なんかね、その世界を救う勇者が存在すると。
うん。
で、「私はその勇者の力になりたいので行かせてください」とライアンが言って、
そうだそうだ。
「よしわかった」と、「行ってこい」と王様に送り出されて旅立つところで、第1章が終わると。
そうなんですよね。
これはね、もちろんね、そんなに長くないんですよ。
うん.
すごくショートストーリーというか、サッとは終わるんですけども、この始まり方というのがね、やっぱり今までのドラクエと違う。
そうそうそう。
終わっちゃいますからね、一旦ね。
そう。
しかも全くね、自分じゃないキャラクターを動かして。
うん。
で、こういう感じでですね、5つの章仕立てでお話が進んでいきつつ、徐々にこの今、世界で起こっている事がわかっていくという展開が、今回の特徴という事ですね。
今までだと、始まったら勇者…自分がね、旅を進めていく中で、ちょっとずつお話がわかっていくという展開だったのが、今回は自分以外のキャラクターも操りつつ、動かしつつ、その物語がわかっていくという、今でいうとザッピングシナリオという感じでね、ゲームを進めていくんですけども。
うん。
じゃあ次、第2章ね。
うん。
次はですね、タイトルが「おてんば姫の冒険」。
うん.
このタイトルが既にちょっとコミカルなんですけど。
www。
今回の主人公は、サントハイム王国というところ。
ね、さっきのバトランドとはまた違う国ですけども、そこのお姫様のアリーナと、その城の神官のクリフト、アリーナの教育係の魔法使いのおじいちゃん、ブライ。
www、ブライね、はい。
の3人が主人公ですね。
で、第1章ではライアン1人でドラクエ1みたいなね、1人で戦うという内容だったんですが、今回は初めから3人がいると。
そうなんですよね。
3人パーティーで進むという事で、まあドラクエ2ですね。
そうなんですよね、うん。
ここで1・2遊んだ事ない人でも、言ったらチュートリアル的なものを兼ねてるんですね、この章仕立てって。
ああ、確かに、うん、うん。
で、この内容としては、アリーナが戦士…武道家寄りの戦士。
うん。
で、クリフトが僧侶ですね、回復役。
うん。
で、ブライは魔法使いのバランスのとれたパーティーという事で。
うん。
まあこの元々アリーナっていうのがお姫様なんですけど、もう全然おとなしくなくてですね、
うんwww。
わかる人にはわかると思うんですが、あんみつ姫みたいなキャラなんですね。
www。
www。
うん。
お姫様なのにじっとしてなくて、旅に出たいと。しかも「力試しの旅に出たいんだ」と王様に言っても、王様が「もうこいつ、放っとくと大変だから閉じ込めておけ」と言って、お城に閉じ込められてるようなお姫様なんですね。
うんうんうん。
なんとかもう城を出て冒険がしたいという事で、城の壁に穴開けて出ていくっていうね、石壁ぶち破るぐらい強いっていう。
蹴り破ってましたね。
そうそうそうwww。
www。
この辺もちょっとね、マンガっぽいですけど、そういうお姫様が主人公なんですが、結局なんやかんやあってね、最初お城から出れないんですよね。
うん。
お城の中を、出れないという事を利用して、お城の中で情報収集をさせておいて、ひと通り情報収集が終わったときに、お城を出る事ができて、出ると、クリフトとブライが「言うても聞かないなら、もうしょうがないからついていきます」と。
www。
もう放っとく事もできないんで、もうしょうがないからお供しますよというので、3人旅が始まるというお話なんですが、この当初ね、アリーナは目的なく、とりあえず外に冒険したいというだけで出るんですが、その行く先々でいろんな出来事に出会って、困っている人を助けていくというちょっと水戸黄門的な、
そうですね、確かに。
ね、感じなんすよね。
で、町に行くと、村人が噂してるわけですよ。「なんか最近どうもお姫様がお城を抜け出したらしいぞ」と。
wwwそうそう、言われます。
全くあのおてんばなお姫様は、みたいなね。
すると、ちょうどその村にね、お姫様の一行が来てると。
ああ、あったあった。
ね、来てるらしいよって。
だから、自分たちが本物ですから、そのお姫様の一行ってのはニセモノだというのがわかるんですが、そういうニセモノの正体を暴く話があったりとかね。
2章の最後って、なんかあれじゃないすか。
途中で王様の声が出なくなって、なんだかんだあって認められた後があるじゃないすか。
2章って最後ね、城が無人になってるんすよ。
そうや。
あれが当時、けっこう怖くて。
そうや、そうそうそう。
だから認められて、腕試しに行って、そこでピサロの名前がもう出てきて、決勝はピサロとっていうはずだったのに、ピサロがいないってなって、
はいはいはいはい。
で、お城から使いみたいのがあって戻ったら、無人なんですよね。
そうですね。
お城の人が消えてると。
そう。
で、どうなったのかっていうのを探しに出るっていう…
ああ、そういう引きありましたね。
あれがね、
いや、あの引きはうまかったですね、確かに。
そうなんです。
1章も、ちょっと怖い感じなんすよね。子供をさらってるっていう感じだったから。
この2章の最後は、ホントにミステリアスに終わるから。
そうですね。
けっこう当時びっくりしましたね。
確かに、そうでしたね、そうそうそう。
でね、さっき言ってたデスピサロでしたっけね。
うん。
アリーナがなんか腕試しで、あれ武道大会?
だったかなあ?
なんか、5人抜きしなさいみたいなね。
そこで不敗を誇ってるなんかデスピサロっていうやつがいると。
そうそう。
あいつがめちゃくちゃ強くて容赦ないから気をつけろとね。
地下の牢屋にいるやつが、寝てるんですけど、牢屋に近づくとパッと走ってきて、「デスピサロに気をつけろ」って言うんすよwww。
言ってた。
たぶんあれ、気がふれてるんでしょうね、恐怖でね。
そうそうそうそう。
たぶん、やられたんですよね。
そうそう、ありましたね、そうそう。
うん。
で、ここでそういう重要なね、キーワードとしてデスピサロってのが出てくるんですけど、そこで2章が終わって。
はい。
で次、第3章ね。
はい。
タイトルが「武器屋トルネコ」。これもわかりやすい。
うん。
ほんで主人公が、武器屋で働く商人トルネコ。
うん。
始まるとね、奥さんから今日から仕事頑張ってねって言って送り出されると。しかも子供もいるというね。
そうそう、お弁当もらってね。
そうそうそうそう。
家庭がある主人公なんすね。
うん。
でまあこのトルネコっていうのは、このゲームの後に、ドラクエシリーズ初のスピンオフで、不思議のダンジョン トルネコの大冒険っていうね、これが出てるんで、この「トルネコ」って名前は聞いた事ある人けっこういると思うんすけどね。
うんうん。
有名なあの最強の商人ですよ。
そうですね。
もう、商人の限界超えてる商人ですけど。
超えてますねwww。
www。
商いじゃなくて、普通に武力だけでトップ立てるやろ! みたいなwww。
www。
で、まず自分の住んでる町でね、武器屋でアルバイトというかなんか働きつつ、将来的に自分のお店を持つ事を夢に働いてる、というのが主人公なんですね。
はい。
これもね、最初びっくりしたのが、まずお店に行くと、「そこのカウンター立ってたらお客さん来るから、後はうまい事やってくれたらちゃんとお金払うから」っつってね。
うん。
「え? どういう事?」って思って待ってるとお客さんが入ってきて、「ここは武器屋だね」っつって、「ちょっと商品見せて」って、「じゃあ、こんぼう買うよ」って言って。
うん。
今まで自分がお客さんだったのが、立場が逆になる。
そうなんですよね。
あれは驚くなあ。
この辺も非常に演出としてうまいですよね。
いいですよね。
たまに「このこんぼうを引き取ってくれるかい?」っていう人も来るからwww
そうそう、売りに来る人もね、
売りに来る人いるんですよね。
あと、買っといて、「今持ち物がいっぱいなんで持てないから、後で整理してもう1回来るわ」とかね。
そうそうそうwww。
これ、来ない客だってね。
これだから、自分がプレイヤーだったときのあるあるをね、売る側として見せられてるというね。
うん。
この辺のね、演出もすごくユーモアがあって、
そうですよね。
かつ遊んでる方からすると、すごく新鮮な体験になってるというところが面白くて。
うん。
で、実際そうやって、しばらくお店で武器売ったり買ったりしてると、任意で止めれるんですね。
うん。
自分のいい加減なところで「もういいや」と思ったらやめて、お店の主人に「今日はやめます」と言うと、「じゃあ今日の分の給料払うよ」と言ってお金をもらう、まあ日雇いなんですね。
うん。
で、家に帰ると「お疲れ様」って言ってね、奥さんが「じゃあもう今日は休んでね」ってそういうふうに、延々と武器商人として暮らす事もできるんですけど、
そうですね。
www。
www。
でもそれだと全くお話が進まないんで、一応目的としてね、大きい自分の店を持つならどこどこの街行った方がいいよとかね、その前に安全のために鉄の金庫っていういいアイテムがあるから、それを手に入れてから行った方がいいよとかって、ちょっとずつ町の人が教えてくれるんすね。
そうですね、うんうんうん。
で、普通の主人公だと、町出てスライムとか倒しつつお金貯めて、武器を買って装備するんですけど、トルネコの場合は外に出る前にね、お店で稼いだお金で、外に出る事なく武器装備が整えられると。
そうそうそう。
というところも、ちょっと変わった展開になってて、すごく新鮮なんですけど。
うん、そうそう。
おじいさんを押して、教会まで押してってお金ちょっともらったりねwww。
あったあったwww。
あの辺も、ちょっと普通の戦士とかとは違うという事を表現するための演出なんでしょうね、やっぱり。
そう。
あとね、鉄の金庫を取りに行くときに、洞窟の中で石を押したりとかするのが、確かあるんですよ。
そうですそうです。
4から、ちょっとダンジョンがパズル的な要素が入ってくるので、たぶんあのおじいさんを押すのって、チュートリアルも兼ねてのかなあ…
なるほどね。
押せるものがあるよ、というね。
そうそうそうそう。
確かにそれはあると思いますね。
まあ僕は、なんか毎朝頼んでくるからかわいそうだなと思って、毎朝押してたけどwww。
2ゴールドもらってたんすね。
そうそう。
まず、おじいさんを押してからお店行って働くみたいな、ルーチンワークでやってましたけどねwww。
なんかあれ、ダンジョンの中の仕掛けも、レベル上げて力任せに進んでいくというよりは、ちょっとパズル的な要素が入ってて、もろね、インディ・ジョーンズを豊富とさせるね、岩が転がってきたりとか、
そうそうそうそう、ありましたね。
いったん入って宝物を取ると扉が閉まってしまうので、その宝物があったところに代わりの重しを置くと出れるとかね。
そうそう。
これ映画で見たな、っていうwww
そうそう、ああいうところが、やっぱり「戦う人たちとはちょっと違うんだよ」という表現として全体的になっててですね、あれはやっぱすごく新鮮だし、キャラクターを立てるという意味では、すごく成功してるなと思いましたね。
そう、なんですよね。
特に1章・2章が、さっきカワサキさんが言ったみたいに、今までのドラクエだったから、3番目にトルネコを持ってくるのってすごくうまいなあって、
うん、そうですね。
当時はわかんなかったけど、後でやり直したときに、すごい感じましたね。
そうですね。
やっぱトルネコを第1章に持ってくると、だいぶ戸惑うと思うんで。
うんうんうん。
だから1章は、ドラクエ1とか一番基本のね、ドラクエの遊び方を学べると。
うん。
で、第2章でパーティプレイを学べて、第3章ではちょっとトリッキーというか今回初のね、戦うのが得意じゃない主人公でどうするか、という展開にはなるんですが。
で、この3章は結局あれですね、確か自分のお店を持つとこまで。
そうです。
お店を持って、お店を持ったお城の近くに、隣の大陸まで洞窟を掘ろうとしてるおじいさんがいるんですよ。
ああ、いましたね、はい。
で、まず第1段階として、お店を買うのにいくら必要っていう段階があって、お店を持ったら持ったで、今度「洞窟を掘りたいんだけど、その資金が足りない。夢を継いでくれないか?」って話になって、でまあ夢を継ぐっていうとね、いい言い方なんですけど、要はお金足りないから何万ゴールドちょうだいみたいな話なんですけどwww
出資してくれっていう話なんですね。
そう。
で、出資して開通して終わりだったと思います。
そっかそっか、そうですね。
だから、トルネコの場合は1・2章よりは、冒険してる感はあんまないんですよね。
ないですね。
あくまでもホントに1商人として動いてると。
ただ、合間合間にちょろっと「何かおかしな事起こってるな」というのは匂わせつつね。
うんうんうん。
それでもあくまでも商人として暮らしているキャラとして、この第3章が終わってますね。
そうなんですよね。
で、2章で、トルネコにお店を売ってくれるおじいさんが出てきてるんですよ。
はいはいはいはい。
「店を手放して隠居したら?」って子供に言われてるおじいさんがいて、その人の店を結局買う事になるので、そこの繋がりとかもすごくいいですよね。
いやあ、そうですね。
ちゃんと2章と3章をやると、「あ、繋がってる世界なんだ」っていうのがわかりますよね。
そうそうそう。
同じところで起こってる事っていう。
確か「武道大会優勝したのは、お姫様なんですよ」っていう話とか、街の人が言ってるはず。
うん、うん、うん、うん。
いやあ、トルネコ編は面白いですよね。
当時すごい好きで、「またか」って言われそうですけど、トルネコ編までやるっていうのを、何度もやってました。
出たwww。
www。
わかるわかる、わかる。
「トルネコまでやったからまあいいや」っつって、しばらく放っといて、また最初っからやってトルネコまでやるみたいな、何度かやってます。
でもね、それぐらい印象深い章だと思います、これは。
いや、もうホンットに面白かった。
お店ができてからも、奥さんにモンスターがドロップしたアイテムとかを渡しとくと、お店で売ってくれるんすよね。
うんうんうん、そうそうそうそう。
で、夜になると、「あなた今日はいくら儲かったわ」みたいな事を言ってきて、あれがもうやっぱもうすごい新鮮でしょうがなかった。
わかります。
うん。
これだからね、ドラクエ4の思い出として、このトルネコの章は印象深かった人多いと思いますよ、やっぱり。
これはもうホントに、いいスパイスだと思いますね。これがあったかないかは、すごい差な気がしますよ。
だからこの辺がね、後でまた効いてくるんですけども。
うん。
で、次はね、第4章。
はい。
こちらタイトルが、「モンバーバラの姉妹」っていう事で、主人公はモンバーバラの踊り子マーニャと、占い師のミネアという姉妹ですね。これ双子ですよね。
そうですね。
セクシーお姉さんの2人組という事で、ただお話としては、今までの中ではけっこうハードなバックボーンというか、
シリアスですね。
そうですね。
うん。
お父さんが錬金術師なんですが、お父さんが殺されていると。
うん。
で、その敵討ちの旅をしているんですね、この姉妹、実は。
そうですよねー。
この辺がね、急にね、ちょっと暗い感じのお話になるんですが、この辺りからですね、だいぶ核心に迫るエピソードが入ってきてまして、けっこうこの2人は重要なんすよね。このドラクエ4の世界の中でも。
うん、そうですね。
うん。
そう、確かに。
お話として、割と核心に触れてますよね。
そうですね。
だから、この辺の章仕立てのうまさというかね、第3章で全く違う毛色のね、商人の話を持ってきて、ちょっとほっこりしたかなと思ったら、ここでガツンとね、敵討ちのお話が戻ってくると。
そう、うん。
で、この辺…マーニャミネアの話っていうのは、もう「もろ犯人を探す」みたいな話だったんすよね、これ。
そうですね。
最初に劇場から始まって、支配人に「今日で辞めちゃうの残念だよ」みたいな。
うんうん。
でもまあ、お父さんはエドガンっていうんですけど、「敵討ちがあるんだったら、それはしょうがない。頑張れよ」みたいに言われて送り出されて、近くに出身の村があって、そこに行くと惨劇があった自分の家とかがちゃんとあって、裏にお墓があってっていうのがあって、でまあ色々お話聞いていくと、弟子がお父さんには何人もいて、そのうちの1人が悪者で、もう1人が、どうも怪我はしてるけどまだ生きてて、復讐の機会を狙ってるみたいな話を聞けて、その人を仲間に入れてっていう流れですね。
うんうん。
だからもうホントに「父のカタキを!」っていう感じで、なんていうか、ホントベタな話ですよね。
で、それを探っていく中で、このドラクエ4の核心に迫るね、進化の秘法っていうね、
そうです。
キーワードがまた出てくるんですけど、
うん、うん、うん。
で、このマーニャとミネアも確か最後に、今この世界に勇者という人がいると。
うんうんうん。
その人がこの世界を救おうとしているという話を聞いて、その勇者に協力すべく旅に出る、というとこで終わるんですね、これ確か。
そうっすね。
ネタバレしちゃいますけど、仇討ちできず弟子に逃がしてもらって、近くの港町からいつか戻ってきて強くなって、勇者を連れて戻ってきて復讐したいっていう思いで、船で別の大陸へっていう終わり方なんで、もうホントにシリアスなんですよね、ずっと。
ね。
ただ、2人のキャラ自体はすごくポジティブで明るいキャラなんでね。
そうそうそう、そうなんすよ。
セクシーな感じのマーニャと、けっこうしっかりしているミネアと、みたいな感じで。
そうそうそう。
そう、マーニャが確かね、後で出てきたときに、カジノでお金すっちゃって、「お金ない」っつって、ミネアに怒られたりとかしててwww。
そうそうそう。
だからその辺のね、キャラ立てもちゃんとしてて、暗いバックボーンありつつも、すごく前向きなキャラというのはわかるようになってますね。
そうなんですよね。
これ、さっき言ったみたいに、トルネコんとこばっかりやってたから印象が薄かったんすけど、大人になってやったら、4章もすごい面白いなと思いましたね。
いや、すごいですよ。
けっこう大人の展開ですよね。
そうそうそう、そうなんですよ。
いよいよここが本題ですね。
「第5章 導かれし者たち」と。
はい。
ここでサブタイトル回収と。
うん。
で、ここの主人公がついに来ました、勇者ですね。
そう、やっとですよwww。
ここで自分が、ゲームを始めるときに入れた名前のキャラクターが出てきて、動かせるようになると。
うん。
で、これが今回の勇者…主人公なんですが、キャラとしては17歳という設定で、この世界のかなり外れの田舎に住んでいると。
うん。
この人里離れた山奥の村で、すごく質素な暮らしをしてね、村の人ほとんどが知り合いみたいな状態で勇者は暮らしてるんですが、そこにはお父さんがいてお母さんがいておじいちゃんがいてと。
うん。
で、幼なじみの女の子というかね、仲いい女の子もいるというところで幸せに暮らしてたんですが、ある日突然というか、この第5章始まってすぐなんですけど、ある程度町の人と話してると、突然戦闘の音楽が鳴ってですね、魔物が攻めてきたという展開になるんすね、これ。
はい。
これ、ホントに唐突なんすよ。村の外に出るでもなくですよ。
うんうん、そうそう。出ないですよね。
うん。
村の中で話を聞いていると、突然敵が来たと。
うん。
で、「危険だから早く隠れるんだ」というふうに言って、建物の中に連れて行かれるんですね。
うん、うん。
で、連れて行かれながら、主人公が村の人から説明を色々受けるわけですよ。
うん。
で、ここの情報量がすごく多くて、「あいつらの狙いはお前だ」と。
うん。
「お前は実はすごい力を持ってて、それが目覚める前にお前を殺しに来たんだ」と。
うん。
「でもお前を殺させるわけにはいかないから、とりあえず隠れるんだ」っていう事で、建物の地下に連れて行かれて、逃げる途中で「実はお前のホントの両親じゃないんだ」っていうカミングアウトがねwww。
うん、そうwww。
え? ここで?
マジで?ってなるわけですよ。
うん。
その直前までね、すごく牧歌的な会話をしてるから、
そうそう。
確かお父さん、釣りとかしてるんじゃなかったかな。
もうすごく短い時間で、状況が激変するんですよね。
そうですよね、ホントにそう。
そこもすごくびっくりするとこであるんですが、その後逃げ込むとですね、どうもこの村全体が、この勇者が実はそういう存在であったというのは知ってたみたいで、実は勇者だけが知らなかったと。
そうwww。
この勇者を守るために作られた村ぐらいの感じなんすね、これ。
うん。
なので、魔物が攻めてきたときに、勇者だけを地下にかくまって、村人全員で対抗するというね、かなりドラマチックな展開になるんすよね、ここ。
うん、うん。
でまあ、この辺の演出もうまいなと思ったのが、その地下に逃げ込むとですね、もうプレイヤーは動けなくなるんですが、音だけ聞こえるんですよ。
うん。
戦闘のBGMが鳴りつつ、戦ってる音だけが聞こえるという。ピシッピシッとかね、攻撃してる音とダメージ食らう音とかが鳴ってて、戦ってるなというのがわかるんですが、するとですね、幼なじみのね、女の子が部屋に入ってきて、「ここであなたを失うわけにはいかない」と。
うん。
「あなた、ここにいてね」と言って…モシャスっていう呪文があるんですけど、これ相手に化けるという呪文なんすね。相手と同じ姿になって相手の能力を使う事ができるっていう、実際戦闘で使える呪文なんですけど、それを幼なじみの女の子が使って勇者と同じ姿になると。
で、その状態で表に出ていくという、これね、大人になってから見たらかなりヤバイ演出ですね、これね。
そうなんですよ。
これは、当時もかなり「えーっ!」て思ったんですけど、大人になってから、「だいぶ重たい設定やん、これ」って思いつつ。
ですよね。
確か、「お前はもう14歳」とか最初言ってて、て事はあの子も同い年なんだろうから、それでモシャスの後出て行くとき、なんか「一緒に遊べて楽しかった」みたいな事言ってくんだよなあ。
そうなんです。
で、その前の襲ってくる前に話しかけると、花畑の中に寝転がっててね、女の子が。
ああ、そうだそうだ。
そうそうそうそう。
「気持ちいいわねー」っつって。「いつまでもこんな日が続けばいいのに」みたいなね、ベタな振りしてるんですよ。
そうだ、そう。
村の真ん中の花畑で、寝転がってるんすもんね。
これもう、あのドットでやられててもですね、想像するだにですね、非常にイヤな振りですよ。「こんな日が永遠に続けばいいのに」って、もう死亡フラグじゃないすかwww。
そうですね。
それ言っちゃダメっていう。
でね、結局モシャスを使って勇者の代わりになった女の子が出ていった後に、しばらくするとですね、魔物の声でですね、「デスピサロさま、勇者を仕留めました」。
そうそうそう、言うんですよね。
「これで使命を果たしました」って言って静かになるんですね。
うん。
するとようやく勇者はその地下室から出る事ができて、出るとですね、もうさっきまで平和だった村がボロボロになってると。
そうそう。
毒沼とかできてますからね。
いやもうホントに、この数分間で何があったんやっていうぐらいのね、激変ですわ。
うん。
だからこれね、一番ハードなのは実は勇者だったというね。
うん。
さっきのマーニャとミネアもね、たいがいダークな話なんですが、今まで平和に暮らしてたのに、急に自分が実の子じゃないと。しかもなんか、君は勇者だと言われて、しかも村人皆殺しにされてしまうっていうね。
うん。
たった1人生き残って、復讐を誓って旅に出る。
これ、なかなかですよ、これ。
僕は、あれなんですよね。
確かドラクエの頃とかって、ちょっと話が飛びますけど、
ああ、いいですよ、はい。
白土三平のマンガがけっこう好きで、今も好きなんですけど、あの人のマンガって、けっこう隠れ里を作る話が多いんですwww。
www、まあ忍者ですからね。
そうそうそうそう。
一揆とかを起こす前段階として、「もう年貢払うの大変だから」って言って、山奥に村を構えて、鮎取ってきたりとかジャガイモ植えたりとかで、なんとかかんとかするんだけど、そこも暴かれてひどい目にあって怒る、みたいな話がけっこうあるんすよ、あの人のマンガは。
うんうんうんうん。
それすごい思い出して。
最初「隠れ里いいな」って思ってたんだけど、もうボッコボコにされるから、もうなんか「白土三平のマンガだ」って思った、当時。
いやこれでも、すごく衝撃的な展開ですよね。
うん。
勇者って、もうホントにこの時点ではただの復讐者ですから。
そうですよね。
過去のドラクエだと、それこそ王様に呼ばれてるからって言って、お母さんに朝起こされてみたいな。
そうそうそうそう。
それから比べれば、もうすごいひどい始まりで、結局隠れ里というか村から無一文でね、山を降りてく事になりますからね。
いやこれ、絶望的なスタートですよ、これ。育ての親と、幼なじみっていう子の存在がね、ここもっと深く描いてたら、より衝撃はデカかっただろうなと思うんですが。
うん。
全てを失ってしまうという、言ったら今までってね、さっき言ったみたいに王様に言われて、「お前は勇者だから世界を救うのだ」って、なんかよくわからんけども、前向きなスタートなわけですよ。
うん、うん、うん。
でもここってもうゼロじゃなくてマイナスからのスタートですから。
これがやっぱ、今までのドラクエとはちょっと違うスタートだなというのがここでわかりますね。
で、あれですよね。
うまいなあって思うのが、1章のね、子供をさらってたっていう話と繋がるじゃないですか。
そうなんですよね。
目覚める前に、芽を摘んでおこうっていう活動を、割と地道に魔物たちがやってたっていう。
そうですね。
だから、勇者が目覚めてしまうとどうしようもないから、その前に子供の段階でもう殺してしまおうという目的で、子供もさらわれてたと。
うん、うん、うん。
でまあ、これで第5章になるんですけども、これが最初に言った色々なキャラクターの視点から、この世界で今起こっている事が徐々にわかってくるという、5章仕立てになっているというシナリオなんですけども、もうやっぱドラクエ4の素晴らしいところとしても、これがやっぱ最大じゃないかなと。
そうですね。
このときにね、おそらく初めてこういうザッピングという演出方法があるっていうのを知った人も、たくさんいると思います、たぶん。
いや、僕そうですね。
たぶん初だと思うなあ。
私もたぶんそうだと思います。
小説とかね、ドラマや映画でもある手法なんですけども、ゲームでね、たぶんこれだけ上手にやってるというか、ゲームにすごく向いた手法だなと思って。
うん。
本でもね、よくいろんな視点から描いてて、最後に繋がるっていうのはあるんですけども、改めてドラクエ4をやったときに、この手法ってすごくゲームと親和性が高い。
うん。
いろんなキャラを続けてプレイしてると、どんどん繋がっていくというかね、わかってくると。
うん、うん、うん。
しかも、自分で動かしてますから。
そうですよね。
愛着がね。
そうですね。
うん。
うん。
あと、あれですよね。
なんか、世界の広さがちょっと感じられますよね。
ああ、そうですね。
同じ時間軸で、いろんなところにいろんな人たちがいると。
そうそうそう、そうなんですね。
微妙に重なっててるから。
うん! そうですね。
今までって、あくまでも自分…勇者視点で見てましたから。
そうそうそう。
この章のこの人の足跡が、こっちの章にあるとかで、単純に国の名前とかね、町の名前とかもいっぱい出てくるから、もうそれだけで世界が広い感じはするし、あちこちで少しずつ不気味な事が起きていくから、良くない世界になっていってる感もあるし、すごくうまいなって思いますね。
うん。
ホントに、ホンットに3の後にこれだから、期待を裏切ってないなと。
いやあ、すごいと思います。
ホントにね、今までのドラクエシリーズがあった上で、さらにそれを超えてきてるという。
んー。
ロト3部作ってのも、すごく完成度の高いお話だったんすよ。ホントに、後付けしたとは思えないようなね、完成度の高さだったんですが、ここで仕切り直したこの4がね、もうこの1本でドラクエ3部作ぐらいのね、重厚さを感じるこの5章仕立てというか。
うん、うん。
で、これちょっとゲーム内部的な話で言ってもですね、ドラクエって1→2→3って進むにつれて、マップが大きくなってきたじゃないすか。
はいはいはい。
で、実際これ以上マップ自体を大きくしても、プレイヤーがウロウロするのが大変なだけで、遊びやすさが低下するからっていう事で、第1章から4章まで登場したマップの半分を5章でも使う、という方式で作られてるんですね。
んー、なるほどね。
こうする事で、同じマップに異なる複数のシナリオを組み込めるから、データをコンパクトにもできるし、プレイヤーとしても「ここ行った事ある」とかね、「ここが繋がってるんだ」という驚きがあるというか、すごく効果的な方法になってまして、これホント素晴らしいなと。
そうですよね。
迷わないですしね。
うん。
もう1回通った道だから。
そうそうそう。
だからこれが結果的に、ちゃんと内部的にも容量削減に繋がってるっていうところも、今までのドラクエのコンセプトというかね、今までのドラクエもね、色々そういう工夫して限られた容量の中に収めてきてるんですけども、それが遊んでる側からは全く不自然に感じないわけですよ。
そうですね。
そのためにこういう仕組みになってる、と思わないですからね、遊んでる方は。
うん、うん、うん、うん。
そこら辺が、ホントに素晴らしいなと思いますね、やっぱり。
結果的にそこが評価に繋がってるんでしょうね。
前のドラクエのロト3部作の話したときも、やっぱりなんか常に遊んでる人の事を考えて作って、遊びやすいかどうかっていうのが、そこがあれなのかな、僕はドラクエ好きなところが、押しつけがましさがないとこがすごい好きで、
そうですね、確かに。
そこって、そういう事なのかも知んないですね。
うんうんうんうんうん。
言ったらね、ある意味お使いイベントの連続ではあったりはするんですが、あくまでも能動的にプレイヤーが動いてると思わせるような作りになってますから、そこら辺も非常にやっぱりうまいなと思いますね、やっぱり。
うまいですね。
今回、章仕立てになってるおかげで、1章ずつの範囲は狭いので、そんなにウロウロする事もないですし、迷う事も少ないんですね、やっぱり。
うん、うん。
で、この第5章で勇者が旅立っていって、この1~4章までの仲間たちと出会っていくというところもね、非常にドラマチックで。
そうなんですよね。
そんなに長くプレイしてないとはいえ、やっぱ愛着湧いてるわけですね、1、2、3、4章やったおかげで。
うん。
これね、一番最初に確か仲間になるのがマーニャ・ミネアなんすよね。
はい。
これなぜかというと、このマーニャとミネアは勇者の存在を知ってるんですよ。
はいはいはい。
通りすがりに確か勇者がミネアに話しかけると、私占い師なのであなたの事を占ってあげますよ。
そうそうそうそう、そうなんです。
「10ゴールドで占いますよ」って言って占ってもらうと、「あなたは7人のなんか光が見えます」みたいな事言って、「仲間を探してますね」とかって、自分で占いつつ「あれ? もしかしてあなた勇者ですか?」っていう展開になって、あっさりね、私を連れて行ってくださいっていう感じで、マーニャとミネアが仲間になると。
そうなんですよね。
で、3人になって、その次がトルネコやったかな。
うん、そうですそうです。
船を出したいんだけど、灯台の上の灯りを魔物が悪い炎みたいなのにしてるからって言うんで直しに行こうって行ったら、1階にトルネコがいて、魔物が強くてお手上げなんでwww
さすがにね、商人1人でね、あんなとこ上られへんから。
で、「申し訳ないけど代わりに火を灯してきてくれないか」と。
そうそう、そういう話ですね。
で、トルネコは勇者一行に頼んで、「私は町で待ってますんで」というので、勇者が目的を果たして町に戻ると、「ありがとうございました」ってね、トルネコが。
「これから私も旅するんですけども、あなたみたいに強い人たちがいた方が心強いんで仲間にしてください」という事で、トルネコはこの時点でわかってないんすよね。
うん、そうなんですよ。
勇者一行というのは全く知らない状態で、ただ単に旅のお供として仲間にしてほしい、という感じで仲間になるんですけども。
伝説の武器か何かを探してるんじゃなかったかな。
ああ、そうかそうか、武器商人ですからね。
そう。
で、自分の船も作ってるんですよ。
そっかそっか。
で、「この船で行きましょう」っつって、ここで船も手に入るんですよね。
そうやそうや。
で、次が…
お姫様御一行なんですよ。
ああ、そっかそっか。
ここがちょっと変則的で、船を手に入れて、これ過去のドラクエもそうなんですけど、割とウロウロ自由にできるんですよね。
そうですね、一気に広がりますよね、船に入れるとね。
で、行った先で、商人の町みたいなところに行くと、クリフトが倒れてるんですよ、病気でね。
あ、そうか、病気になってんねや。そやそや。
そう。
で、アリーナが1人で、病気を治す木の根っこを探しに、1人で出かけちゃうんですよ。
そうや、そやそや。
で、ブライが心配でしょうがないんで、宿屋の人にクリフトを任せて、「私、あなたたちの仲間に加えていただいて、一緒に姫さんを助けに行きたいんですけど」って言われて、ブライが仲間に入るんすよ。
最初ブライだけ入って、アリーナを助けて、ついでにすごく貧乏になっちゃってるちっちゃい国があって、王様も野良仕事してるみたいな。
うんうんうん。
そこの特産品みたいなものが万能薬みたいなやつなんですけど、苗床みたいのが冷凍保存されてるのを取ってきて、その国も救いつつクリフトも回復して、つって3人仲間になる。
で、あれですよね。
もうこんときに確か、もう馬車は手に入ってるんすよね。
そうです。
馬車はね、トルネコより前に…
だから、キャラが4人超える前にね、手に入って。
うん、そうそうそうそう。馬車が手に入るんです。
砂漠越えのときに馬車が必要っつって入ってくるんです。だから、逆算していくというか、1→2→3→4で出てきた仲間が、4→3→2→1の順なんですよね。
そっかそっか。
じゃあ、ライアンが最後なんや。
そう。
ライアンはですね、キングレオっていうモンスターの名前でもあるんですけど、マーニャとミネアの仇がバルザックなんですが、バルザックは実はマーニャとミネアの段階で倒せるんですよ。
うんうんうんうん。
倒せるんだけど、さらにその裏に控えてるキングレオが、実は王国を裏で乗っ取ってて、「あれには勝てない」っていうんで逃げ出すんですけど、どこでどう知ったんだかライアンがそこんとこに行ってて、今まさにキングレオと対峙するっていうところに合流して一緒に戦うっていう。
そっかそっか、順番逆なんや。4→3→2→1で。
そうなんです。
ああー、なるほどな。
で、覚えてますかね?
1章で、ホイミンが仲間になるじゃないすか。
はい、なりましたね。
で、ホイミンが出てくるんですよ。この仲間になるとき。
ライアンさんが連れていかれてしまって助けたいんだけど、お城に入れない。
で、魔法の鍵っていうのが必要で、それがですね、マーニャとミネアのお父さんの研究室に実はあるんですけど、
なるほど。
牢屋の鍵だったかな、盗賊の鍵か…がないと入れないんですよ、そこって。
はあはあはあはあ。
なんだけど、アリーナが持ってるんすよ、盗賊の鍵は。
ああー、みんな繋がってる。
そう。
だから、アリーナたちが仲間になってるんで、ホイミンに教えてもらって、「あそこにあるんで」っていうか、ちょっと間接的な手がかりを教えてもらって、取りに行って城に入れてライアンを助けに行くっていうのがあります。
なるほどね。
これちゃんと伏線があって、全部繋がっていくんですね、これね。
この最後の全員集まるところと、敵討ちが成就するっていうのを被せてるのが、
いやこれね、ホントにシナリオがうますぎますね。
うまい! アツイ展開なんすよ。しかも、ホイミンも出てくるっていう。しかもホイミンが人間の姿になってるんすよね。
あ、そうでしたっけ?
そうです。
ホイミンは、人間になりたいホイミスライムなんですけど、
妖怪人間ですね、完全にね。
そうそうそう。
だけど、それこそデスピサロと同じキャラデザで、詩人の汎用デザインで出てくる。たぶんイケメンになっているんですよwww。
そうですね。
だからライアンって、ドラクエ世界初のモンスター使いですよねwww。
ああ、確かにね。
うん。
ホイミンって、一応ホイミスライムなんすねwww。
そうそうそうです。
最初に連れて行けるモンスターって、たぶんホイミンだったと思うんですよ。それより前はたぶんないと思う。
けっこうね、トルネコのときに犬を連れて歩けたりとか、NPCみたいな存在がいるんですよね、4ってね。
うんうんうんうん。
たぶん、そういうのも当時新鮮で面白かった。
これやっぱあれじゃないすかね。
ライアンに関しては、やっぱ回復役がいないと厳しいと思いましたし、
そうそうwww。
それもあると思うんですよ。
で、トルネコはトルネコでね、1人だとちょっと寂しいっていうので犬がついてきたりとか。ただそれも、必然性があってね。
そうそう、キツネを追い出すんでね、犬が必要って、
そうそうそう。
ちゃんとした理由があってそうなってるから、すごく自然なんですよ。
でね、あの犬が、別の章でトルネコの家に行くと、勇者たちが、家の扉の前でずっと陣取ってて、トルネコの昔の家に入れないんすよ。
ああはあはあはあはあ。
だから、すごい忠犬っぽいんですよ。
なるほどなるほど。
で、トルネコを仲間にした状態で行くと、どくの。
へえー!
いや、よくできてるな。
いいっすよね、そういうのね。
いやあ、なんでしょうね。
全体的なお話を考えるってすごく難しいと思うんですよね、これね。
うん、うん。
いろんなキャラクターが出てきて、出てくる順番とか、ストーリーが流れる順番とかも全部把握してないと。
うん。
それをきっちりやってるというのは、やっぱ尋常じゃないですね。
尋常じゃないですwww。
やっぱり堀井雄二さんがいかに優秀かっていうね、ドラクエ1・2・3のときも話しましたけど、4でも全く衰えずというか、
いやすごい。いやホントすごい。
すごいですよね。
すごい、うん。
このストーリーテリングというか、何なんでしょうね、「こうした方が面白いんじゃない?」というのが、すごく伝わってきますよね。楽しんで作ってるというか。
それを長く説明しないとこが好きですね。
端的なんですね、すごく。シンプルにね。そうそう、文字数少ないねんな。
今回ね、ドラクエ4って事でちょっと遊んでたんすけど、最近。
うんうんうんうん。
やっぱ思うのは、ホントに村人のセリフがいい意味で少ない。
そう!
一言で終わらせてくれるんすよ。だからすごいストレスがない。
そうですね。
たぶん文字数とか容量のね、テキスト容量の件もあるんですけど、ただ、その文字数内で収まるちゃんと伝わるセリフをしゃべっているというところ…しかもだって、ひらがなですからね、全部。使える言葉限られてますから。
うん。
その制約の中、ちゃんとプレイヤーに必要最低限伝わる言葉で、っていうセリフがね、書けてるからこそ、やっぱドラクエのセリフってすごく心に残るものが多いんですよ、やっぱ。
そうですね。
うん。
うん。
この辺はホントにシリーズ通してずっと変わらないというか、受け継がれてるなと思いますね。
最近なんかは、やっぱりビジュアルとかもよくなってきたり、容量も増えてきたおかげでね、ちょっと全体的にお話自体は長くなってきてますけど、やっぱこのファミコンの頃ってのは、ホント洗練されてますよね、言葉ひとつひとつが。
そうですね。
いやもうホントに4は、ファミコンとは思えない。
まあ確かに、そうですね。
すごくすごく充実した内容でしたね。
そうですね。
やっぱ改めてお話をおさらいすると、だいぶシリアスですね、なんか。
そうなんですよね。
うん。
特に4章5章でね、一気にぐっとシリアスになってますよね。
そうっすね。
だから、2章3章はちょっとコミカルなんですけど、4章5章でグッとね、ちょっと気が引き締まるというかなんか、「大変な事になってるぞ」という感じがすごくしますよね。
んー、そうすね。
だから、ホント言葉にすると起承転結なんでしょうね、これ。
ああー、やっぱそうなんすかね。全体通してね。うんうんうん、そうですね、確かに。
「転」の部分が、4章5章なんでしょうね。
そうですね。
では、そろそろエンディングなんですけども、じゃあ今回、ハセガワさんのゲーム進捗の方はどうでしょうか?
はい、まあ進めているので、少しだけ。
今回もね、ちょっとドラクエ4で長くてwww、しょうがないっすね、ドラクエはね。
はい。
なのでサッと言うと、だいぶ面白くなりました。
やっぱり、キャラクターの名前を変えてよかったです。
ああー、そうですか。
それは良かった、良かったですね。
障害を乗り越えるために掃除機を使ったり、ライターで何か紐をあぶって燃やしたりやるんですけど、その入れ替えもなんかパズル的で面白いですし、アイテムもやっぱ落ちてるのを拾ってくんですけど、ここはロープレどれもある嬉しさですけど、強くなってくからね、嬉しくて。
うん。
で、目的としては、この館を建てた人が画家なんですよね。
ほうほう。
その人のフレスコ画を、僕が名前変えた方で言うと、げんぞうさんのカメラで撮るとですね、メモみたいなのが浮かんできて、それを集めていくっていう事なんですよ。
はいはい。
で、今3枚くらいかな…全部で何枚あるかとかわかんないんですけど、やってるんですが、5人なんですが5人パーティーで歩けないって言ったじゃないすか。
はい、はい。
だから、3:2で歩いてるんですけど、戦闘になるとですね、コマンドの中で「呼ぶ」ってのがあるんですよ。
ほう。
で、「これ、何呼ぶのかな?」って最初思ってて、よくわかってなかったんすけど、慣れてきて試したらですね、要は、今使ってないグループの方を動かせるんですよ。
ああああ、そういう事?
そう。
戦闘画面から、いつもの見下ろし型の画面に移動して、使ってない方のパーティーの呼んだ人のキャラクター、まあその人が3人で歩いていれば3人とも動かして、今戦ってる人のところに移動できるんです。
ああー。
自動じゃなくて自分で手動で動かすんですけど、どういう仕組みかわかんないけど、時間なのか歩数かなんかで制限があって、あんまり遠くにいると、たどり着く前にまた戦闘画面に戻るんで、
ああ、なるほど。
もう1回呼んだらまた動かせるから来て、それで戦闘してるパーティーのところにくっつくと、キャラが戦闘に加わって5人で戦えるんですよ。
はああー。
これ、なんか珍しいじゃないすか。
確かにね。
これ、戦闘にね、人数が増えて有利になるっていうのもあるんですけど、すごく大事な効果があって、呼んだときの移動の最中は、敵にエンカウントしないんですね。
へえー。
だから、強い方のパーティーでうろついて、しかるべき場所まで行ったらエンカウントして、安全にもう1グループを呼び出すって事が、たぶんできるんですよ。
ああー、なるほど。
たぶんそうやって使うのがいいじゃないかなって思ってるんですけど、そういうのとかね、前も言ったんですけど、名作って呼ばれるのがわかる感じがしています。
なるほどなるほど。
だいぶよくできてるというのがわかってきたんですね、だんだん。
わかってきました。
最初、ちょっととっつきが悪かったけど、わかってくると、
単に不自由なイメージだったんですけど、面白くなってきましたwww。
いやあ、よかったですね。
うん、うん。
やっぱちょっとね、ただ単に複雑なだけだとね、面白くないですよね、やっぱりね。
そうなんですよね。
その不自由さを工夫でどうにかできると、面白いって感じるんだなあって思いましたね。
そうですね。
面白いゲームって、やり込むとわかるゲームって、そういうの多いですよね。
うん、うん、うん。
独特のシステムを採用すればするほど、そういうふうになってしまうんですよね、やっぱね。
そうですねー。
とっつきが悪くてね。
ただ、わかったら面白いよっていう。
そんな感じで、まあお話的にはたぶんあんまり進んでないんですけど、
なるほど。
でもやっと仕組みがわかってきたから、これからね、またもうちょっとペースは速くなるんじゃないかなと思いますけど。
はい。
じゃあ、いつもの告知をお願いします。
はい。
ブライトビットブラザーズでは、番組に対するご意見ご感想、あなたのゲームの思い出や、ゲームにまつわるエピソードなど、お便りお待ちしています。
ホームページ右側のメールフォームや、番組のTwitterアカウントへのDMなどで、お送りください。
Tweetの場合は「#BBブロス」。
BBがアルファベットで、ブロスがカタカナをつけていただけると、見つけやすくて助かります。
よろしくお願いしまーす。
よろしくお願いします。
という事で、ブライトビットブラザーズSTAGE45、ドラゴンクエスト4だったんですが、これもね、聴いていただいてわかってると思いますけど、完全に途中で終わってますので、
はい。
引き続きドラゴンクエスト4の話を。
はい。
まだね、3つぐらい特徴を説明しきれてないので、こちらの方を次回、続いて話していきたいと思います。
はい。
という事で、今回も最後まで聴いていただいて、ありがとうございました。
ありがとうございました。