STAGE034(2021/02/21)
ときめきメモリアル 2年目/さくらももこのウキウキカーニバルどうも、1Pカワサキです。
どうも、2Pハセガワでーす。
この番組は、かつてゲーム少年だった1Pカワサキと2Pハセガワの2人が、ゲームにまつわる様々な話題で、故きを温ねて新しきを知る番組です。
はい。
という事で、ブライトビットブラザーズ、STAGE34です。
はーい。
今回はですね、前回に引き続き、ときめきメモリアル2年目。
はい。
いう事でね、前回はゲーム周りの話、「ときめきメモリアルとはこういう風に作られて、こんな感じの時代に出たんだよ」みたいな話をしたと思うんすけど、
爆誕編みたいな。
www、ポケモンっぽいな。
今回はね、ゲームにまつわるというか、ときメモってシリーズとしていくつか出てまして、スピンオフとかたくさんあるんですけども、それを拾い出すともうホントにキリがないので、正式なナンバリングタイトルというかね、本筋の部分を紹介していこうかなと思ってるんですけど、ハセガワさん的にはもうあれですよね、1作目どころか全部遊んだ事ないわけですよね?
全く、ホントに全くないですね。
…ないよな。
スピンオフとかも、一切触った事ない。
ないですね。
スピンオフ…
例えばジャンル違いでいうと、ぱずるだまとか出てますけど。
ああー、それ…うん、そう…
ないですよね。
パズル回で言ったけど、ぱずるだまを実はやってないから。
www、そうっすよね。
たぶん、出てるなーとは思ってたんですよね。
んー。
たぶんね、僕が思ってるより出てる。
スピンオフ系がどれだけ出てるかって、ちょっと想像もつかない。
ぱずるだまもあるし、なんか友達がお仕事で関わってたミニゲームがいっぱい入ったのがなんかある。
ああ、ありますね。
あと、クイズゲームも出てるんですよ。
あ、クイズ?
ときめきの放課後 ねっ★クイズしよっていうゲームが出てました。
www。
え? それ、ときメモの中のあるある?
違います違います。
他のクイズゲームと同じく、社会の問題とか、テレビの問題とか出てきますwww。
あ、そうなんすねwww。
「好雄は右利き? 左利き?」とかそういうのではない?
はい。
もうホントに普通のクイズ。
ああ、そうなんすか。
ちょっと、ときメモに期待をしすぎましたよ、今www。
虹色町の奇跡みたいな感じで、クイズを進めていく事で女の子と仲良くなって、ちゃんとエンディングもあるんですよ。
ふーん。
これがよくできてて、エンディングとかは、ちゃんと本編とは違うアナザーエンディングみたいのが見れるらしくて。
それって、ときメモ無印の世界でやるんですか?
そうそう、そうです。
1作目のスピンオフとしてクイズゲームが出て、これがね、ファンは遊んだ方がいいゲームですよ。
へえー。
一番衝撃的なのは、キャラクターの髪型が変わるエンディングが見れる。
えっ、それはちょっと楽しい。
すごいでしょう。
うん。
だから、ショートカットだった子が長くなってたりとか、結んでた子がほどいてたりとか、これはね一見の価値ありでね、そんな感じのスピンオフとかも色々出てまして、やっぱりキャラクター重視のゲームなんでね、そこをいかにうまく活かして作るかというところで、まあ正直「そのキャラが出てれば買うわ」っていう人もいるとは思うんですけど、その上でちゃんとゲームもできてればね、よりいいわけで。
うん。
ま、今回は、そのスピンオフはなしで、正式ナンバリングタイトルに関わるところのね、シリーズをちょっと説明していきたいなと思ってますんで、また今回もハセガワさん、よろしくお願いします。
はい。
こちらこそ、よろしくお願いしまーす。
プレイステーション版以降の話。
はい。
シリーズがいくつか出てまして、派生とかスピンオフでいくとめちゃくちゃあるんで、メインのシリーズで話したいと思うんすけど、まずプレステ版…言ったら初代ときメモのプレステ版が出たのが1995年ですけども、その後、様々なハードに移植されてまして、スーパーファミコン版が、1996年2月9日に出てます。
ええ!?
プレステより後に?
はい。
ふーん、すごいな。
で、こちらはロムカセットなんで、フルボイスはなくなってますけども、基本的には初代の内容とほぼ同じもので、なってまして、
え、ちょっといいすか?
フルボイスなんですか? あのゲーム。
あら…。
そうなんですよ。
あ、そうなの?
フルボイスなの?
女の子、全部しゃべりますよ。
え、それ、CD-ROM2のときからですか?
CD-ROM2だからこそできた。
ええ!
それはすげえ驚いたんじゃないすか?
いや、驚きましたよ。
ふーん、へえー、そうなんだ、フルボイスなんだ、ふうーん。
いやなんか、大事なとこしかしゃべらないのかと思ってた。
そうなんですよ。
そこも言ったらすごいところの一つなんですけどね。
ふうーん。
はい。
はいはいはい、なるほど。
で、スーパーファミコン版はね、そこがどうしても入らなかったので、容量上ね、一部しかしゃべらないんですが、これが12万本売れた。
ええー、すごい。
で、その次がね、同じ年に、1996年の7月19日にセガサターン版が出てます。
うん、うん。
こちら、38万本売れたそうです。
うんうんうん。
で、この後ね、さらに1年後、1997年12月4日に、Windows95版。
ふうーん。
この辺がなんか順番逆で面白いですけどね。
うん、コンシューマーからね。
で、続いて、さらに2年後、1999年2月11日にゲームボーイ版が出てます。
ああ、すごい。
すごいでしょ、これwww。
ちょっと欲しい。
さすがに私でも「ゲームボーイでときメモ出す意味ある?」って思って。
www。
いやいや、どこ行ってもやれる。
いやあ私の中で、「セリフをしゃべる」っていうとこすごく重要なので、
んー、そっか。
それをなくしたものに、どの程度価値があるのかなと思ってたんでね。
ああ。
でまあこの後さらにね、PSPで出たりしてるんですけど、もうこれだいぶ後なんで置いといて、これが1作目の移植なんですけど、その後ちゃんと正当なナンバリングが出てまして、1999年、さっきゲームボーイ版が出た年ですけど、に待望の2作目、ときめきメモリアル2が発売されますね。
うん。
1999年11月25日やから、プレイステーション版が出てから4年後、PCエンジン版から5年後ですね。
うん。
この1999年といえばね、ノストラダムスの大予言の年ですけど、
そうですね。
この年に発売されたギャルゲーのアンゴルモアですよ、これは。
www、そうなの?
はい。
1は、元がPCエンジンとしてあって、それの移植的な立ち位置だったんですが、2はもう完全にプレイステーション用に新たに作られたものなので、これね、発売日の時点でテレビニュースとかにも取り上げられるぐらい話題になりました。
おお、すげえ。
限定版が発売されて、それを欲しくて並んでる人たちにインタビューされるというね、映像が流れてまして、しかももうこの頃はですね、インターネットオークションが既に普及していた頃だったんで、転売ヤーがね、今と同じく横行していてですね、限定版の価格が上がりに上がって、発売直後3、4万円で売られてたと。
えええー。
元値の3倍ぐらいですかね。
そうですね。
元値が限定版が1万円ちょっとですから。
はあ。
で、2がですね、発売半年で37万本売れてると。
ほうー。
累計でいくとね、もっと売れてると思うんすけど、2の特徴はプレイヤーの名前を呼んでくれるEVSというね、システムが入ってる…
ああ、あれ2か。
2です。
エモーショナルボイスシステムっていうね。
はあはあはあ。
1作目のときは、名前は入力できたけど、文字だけで呼んでくれて、音声では呼んでくれなかったんですが、2になって、音声で自分の名前を呼んでくれるようになるとね。
ふうーん。
で、このEVSっていうのが、相当作るのが大変だったらしくて、当時の音声合成技術って、銀行とかATMとか券売機とかでしゃべってるものもそんなに大したもんじゃなかったので、それを考えると、このEVFはかなり高性能でですね、
うん。
まあ元々コナミは94年にスーパーファミコンで発売された実況パワフルプロ野球'94というゲームがあってね、
ああー。
そこで場内アナウンスとか、実況のボイスを入れて実際の野球中継っぽくするというところで、音へのこだわりは見せてるんですけども、
うんうんうん。
元々音はこだわってるメーカーなので、このやっぱ名前を呼んでもらえるってのはすごく重要であるという風に考えてたみたいで、力入れてたんですが、これね、まず滑らかに名前を呼んでもらうためにはどうするかっていうと、基本の50音プラス言葉と言葉を繋ぐ中間音っていうのも全部サンプリングして、実際の声優さんにしゃべってもらって、あらゆるパターンを録って、それを言葉に合わせて再生するという技術らしいんですけど。
ふうーん。
この収録のときがもうめちゃくちゃ大変だったらしくて、これ声優さんがインタビューでも言ってましたけど、その言葉を繋ぐ中間音っていうのが、「みゃ」とか「つぁ」とかっていう音を、一定のスピードとかトーンで発音するっていうすごく難易度の高い事を求められて、1回の収録で30分以上続けられた声優さんはいなかったらしいです。
ふうーん。
プロの方が30分以上できないっていうのは、相当過酷な収録だったと思いますけど。
そうですよね。
はい。
で、さらにこのデータ量が膨大で、それを加工する必要があるわけですね、使えるように。
うんうんうん。
それを、膨大な量があるにも関わらず、スタッフを増やして対応すると、音の感覚っていうのは個人差があるせいで、ばらつきが出てしまうために、人を増やして対応できなくて、キャラクター1体分の音声を完成させるのに、1カ月かかったそうです。
ええー、すごい。
ちなみにキャラクター全員で13キャラいるんで、
1年超えちゃうじゃないすかwww。
そうそうそうそうwww。
だから、そりゃ6年かかるわっていうね。
はああー。
これね、EVSってのがまたね、すごく特殊なのがこの後で、元のデータ自体も大変なんですけど、しゃべってもらうために自分の名前入れるじゃないすか。
うんうん。
それに対しての呼び方を、あらゆるデータから計算して作るという仕組みになってまして、その作ったデータを記録した上で、実際ゲーム中で鳴らすという風になってるんですけど、そのデータがですね、プレイステーションのメモリーカードって15ブロック入るんですね、あれ。
うんうんうんうん。
その内、このときメモの音声データが11ブロック使うらしくて、カード1枚につき1キャラ分しか音声データが入らない。
ああー、そうなんだ、うわあすげえ、メモカ13枚必要だ。
一応1枚あって、それに好きなキャラに呼んでもらうデータを作り替えれば、その1枚だけでいけるんですよ。
なぜかというと、一度にゲーム中に自分の名前を呼んでくれるキャラは、1体しか出ないんです。
ああ、そうなんだ。
はい。
で、これね、全員が自分の名前を呼んでもらえるように再生したら、プレステ本体のメモリー、ほとんど使ってしまうらしくて。
ふうーん。
それはさすがに無理があるっていう事で、一度のプレイでEVS対応で名前を呼んでくれるヒロインは1人だけ。
それ、自分で選ぶんですか?
そうです。
だから、誰に呼んでもらうっていうので選んで、1人だけ決めておけば、そのキャラだけは名前を呼んでくれると。
ふうーん。
だから、お目当てのキャラがいれば、そのキャラ毎にね、メモリーカード1枚使って、その女の子のデータを作って、それを使えば呼んでくれる。
ふうーん。
だから、セーブ用のメモリーカードとEVS用のメモリーカード2枚を挿すっていうね、状態でやるんですけど。
すごい。
ソニー的にはうれしいですね。
そうっすね。
メモカ、売れますからね。
うん。
実際本編でて、EVSのデータっていうのも、女の子ごとに全部用意されてるんですね。
うん。
女の子のいろんな音声パターンが入ったデータが必要なわけですよ、13キャラ分。
うんうん。
で、それが、そもそものときメモ2に入ってるデータは、2キャラしか入ってないんです。
うん…? うん。
わかります?
さっき言ったメモリーカードのデータっていうのは、その子に呼んでもらう自分の名前のデータです。
うんうん。
その元になる女の子の声のデータっていうのが、元々のゲームには2キャラ分しか入ってないと。
え? なんで?
入らないんです。
www。
入らないから。
はい。
これがもうCDに入らないという事で、2キャラだけ入ってるんです。
じゃあ、他のキャラは呼んでくれへんのか? ってなるじゃないすか。
うんうん。
この辺もめちゃくちゃ異例なんですけど、その他のキャラクターはですね、後日発売されたムック形式の設定資料集、別冊ひびきのウォッチャーっていう本の付録についてるディスクに入ってます。
え? え、どうやって遊…え、それ、遊べるんですか?
あのですね、1冊に1枚ディスクが付いてて、そのディスク1枚に3キャラ分データが入ってるんですね。
はいはいはい。
それを、ゲームする前にですね、そのディスクをプレステに入れると、「EVSを作ります」っていう画面が出てくるわけです。
はあー。
で、その中に入ってる女の子の声で、自分の名前を呼んでもらうデータを作って、さっき言ったメモリーカード1つにセーブして、それをゲームするときに挿すと呼んでくれると。
ふううーん、すげえな。
で、この別冊ひびきのウォッチャーっていうのが、季刊誌で2月3月5月っていう風に出るんで、全員キャラに読んでもらおうと思ったらだいぶ待たなきゃいけなかったんですけどね。
wwwそうですね。
しかも、別売りでこれ1冊ね、1000円するんすよ。
ああ、でも安いなって思った、今。
そうっすよ。
だから、設定資料プラスCDついてるんすよ。
ほうほうほう、頑張ってる。
私も当然全部買いましたけど。
えー、今プレミアすごそうだな、それ。
でもたくさん出てたから、そんなにあれじゃないですかね、もしかしたら。
ああ、そうなんだ。
だからEVSってね、かなり特殊だったんす、当時でも。
すっげー頑張ってたんですね。
私個人的には、何の苦もなく遊んでました。
喜んで遊んでましたね。
ほーん。
これだけ面倒くさくても、それだけの価値があると!
ふうーん。
で、この後のときメモ3とかになってきたときには、プラットフォームがプレステ2になったおかげで、EVS2というシステムになって、一度に全キャラクターの音声を再生できるようになってます。
おおおー。
ちゃんとね、当然そうなってると。
なるほど。
じゃあ、2はプレステ、3はPS2。
はい。
で、個人的にはね、2が一番好きなタイトルではあるんですけど。
えっ、そうなんすか?
はい、そうです、はい。
え、なんかね、よく覚えてないというか、別段注目してなかったんですけど、僕ねその「名前呼んでくれるの、3かな」って思ってたぐらいなんですが、なんかあんまり当時2は、評判良くなかった印象があるんですけど。
あのね、それはですね、実際そういう意見もあったんです。
ふうーん。
私が見てて感じたのは、キャラデザが変わった事で、まあどういうコンテンツにもいますけど、初代原理主義者っていう方がいるじゃないすか。
え、もしかして総取っ替えですか?
総取っ替えです。
へえー。
キャラデザも変わってる…だって舞台が、学校自体が違いますからね。
ああ、そうなんだ。
はい。
まあだから舞台は変わったけども、一番ねファンがやっぱり文句言ったのが、絵なんですね。
うんうんうん。
キャラデザの人が変わった事が、やっぱり許せない人がけっこういたみたいで、その人たちは文句言ってましたね。
ふうーん。
ただ私は、2の絵の方が断然良くなってたんで。
うんうん。
1も魅力的なんですけど、ちょっと癖があるだったので。
うんうん。
2の方がよりアニメ調になって、かわいらしい絵になってたんで、私は2の方が断然好きですし、キャラ的にも2はすごくよくできてるんすよ、みんな。
ふうーん。
めちゃくちゃ魅力的なキャラが多くて。
うん。
でですね、女の子のキャラクター数で言うと1作目と同じ13人なんですよ。
うん。
ただ、全体的にイベント数とかが増えてるので、ボリュームはもうめちゃくちゃアップしてて、その証拠がですね、ときメモ2はディスク5枚組です。
すげ。
www。
え? 5枚組で、何でしたっけ? 月刊何とかみたいな、何とか通信みたいなのを買うって事は、それが3枚ぐらい来るんですか?
そうすね、3枚。
じゃあ、8枚だ。
ロム8枚で…
いやでも、月刊は買わなくていいですよ、別に。
まあでも、その何ていうかな、本来のポテンシャルを全部出そうと思ったらwww、
wwwそうそうそうそう。
そういう事でしょ。
それでメモカもいっぱい必要だし。
そうそうそう。
ほあー。
この5枚組っていうのがね、プレイステーションのディスク5枚組ですから。
そんなの…そんなゲームありました?
すごくないすか。
な…ない、ないでしょ?
ないと思います。
あ…で、どんなもんに入ってんの? それwww。
まあ増えた理由の一つが、天気が増えたと。
天気?
ああ、天候?
はい。
晴れ、雨、曇りとかね。
うんうんうん。
増やしたら、それに合わせてイベント絵も増えるわけですよ。
そうですねwww。
で、イベントが増える×キャラ数ですよ。
うわ、大変。
いやもう、めちゃくちゃ大変やったみたい。
1個天気を増やすだけで、膨大な数の追加がいると。
で、このディスク5枚組っていうのがね、ちゃんと分かれてまして、ときメモ2で追加されたのが、幼少期ってのが追加されたんですよ。
うんうん。
高校3年間だけじゃなく、幼少期の時代を体験してから高校生になるっていう演出になってまして、ディスク1枚がその幼少期編なんです。
ほう…www、へえーwww。
すごいでしょう?
かつてね、パソコンのゲームでもね、フロッピーディスク何枚組ってのがありましたけど、後にも先にもこのプレイステーションでディスク5枚組のゲームは、たぶんときメモ2だけでしょうね。
ええー!
それは、あれですか、DVDボックスみたいな紙箱にいっぱい入ってんすか、5枚。
プレイステーションのソフトで、太いタイプのやつあったでしょ。
ありますね。
クーロンズ・ゲートとかでしょ?
あれあれ、あのサイズです。
あれに5枚入ってたはず、確か。
へえー。
じゃもう、ケースも特注なんだろうなあ。
そうすね。
いやでもね、5枚いりますよ。
やったら納得です。
納得なんだ…。
このゲーム、私的にはもう完璧なゲームなんですけど、唯一難点を言うなら、この5枚組で入れ換えが面倒くさいっていうとこだけが。
ああ、なるほどね。
え、じゃあ、移植されてないですか? 何かに。もう全部、1パッケージになって。
えーとですね、ときメモ2は移植されてないかな。
あとからだいぶ経って、プレイステーションのダウンロードコンテンツとして、プレステ3で遊べると。
ふうーん。
これね、私このためだけに、プレステ3置いてるんですけど今、これが唯一物理的なディスク入れ換えなしで遊べるときメモ2なんですよ。
ほうー。
ただ、物理的にしなくていいだけであって、デジタル的には入れ換えが必要なんすよね。
え? あ、そうなんだ。
だって、移植ですからね。
ゲーム遊んでると、「ディスクを入れ換えてください」って出るんです、メッセージが。
ほんだら、仮想ディスクを入れ換える作業をするんす。
ああwww。
www。
どうすかこの…
ど…www。
で、もうね、ずっと前から言ってるんすけど、1枚組のときメモ2を出してくれとwww。
そうですよね。
www。
今ならね、
そう!
やってくれよと。
うん。
「なんで出してくれへんねん」って、ずっと思ってます。
それ出たら、もう完璧なんすけどね。
なるほどね。
これが2の話なんすけどwww。
終わらへんな、これな。
まあまあ、でもしょうがない。
だって、一番いいのが2なんでしょ? カワサキさん的には。
wwwはい。
次出たのが3なんですけどね、これが2001年12月20日プレステ2で、ときめきメモリアル3 ~約束のあの場所で~というサブタイトルついて出てますね。
ああー、そうだ。
サブタイトル知ってるぞ。
これは、プレステ2が一般の人にも売れた事を考えて、ときメモも一般の人にやってもらおうという事でね、よりメジャーなところを目指して、初の3Dモデルでキャラクターが作られました。
ふうん。
トゥーンレンダリングでね、アニメっぽい感じのキャラクターで、2に近づけようかなという感じは見えたんですけども、キャラクターはね、実際3Dになったおかげで、動きはすごく良くなったんですよね。
うんうん。
やっぱ2D絵のときよりは、動くものにはなったんですが、やっぱりイラストの方がいいという事で、だいぶ反感を買った部分もありましたと。
うん。
このね、ときメモ3のもう1個の特徴がね、ゲーム業界初の投資信託をやったと。
うん? うん。
ときメモファンドって聞いた事ないすか?
あああ!
聞いた事あるぞwww。
www。
それをやったのがこのタイトル。
ああ。
正式にはね、ゲームファンド ときめきメモリアルっていうのが正式で、通称ときメモファンドって言われてたんすけど、1口1万円で10口から買えるというかなり強気な金額設定なんすけど。
はい。
1作目がね、グッズ売れたりしたんで、「これぐらいお金出してくれるでしょう、コアなファンは」というつもりだったかも知んないすけど、これ10口買うと、希望すれば3のエンディングのスタッフロールに名前を載せる事ができると。
なるほどなるほど。
今で言うクラウドファンディングですよね。
そうですね。
で、20口買うと、3の限定版…これ、一般販売された限定版とはまた違うものがもらえるという特典が付いたと。
うんうんうん。
で、このファンドで集めたお金は、ときメモ3とときめきメモリアル Girl's Sideの開発資金に充てられたと。
おっ、キタ!
で、この Girl's Sideっていうのはね、女性向けのときメモとして、2002年6月20日に3DSで発売されたゲームですね。
うんうんうん。
これが、合わせてファンドでされてたとね。
うん。
で、これ、投資信託なんで、分配金が返ってくるんですね。
ふーん。
売れればね。
うんうん。
で、返ってくるお金の事を償還額っていうんですけど、このときメモファンドの場合は、発売後180日後の最終出荷本数に応じて償還額が決定するっていう仕組みだったんですよ。
うん。
だからまあ、180日後にどんだけ出荷したかという事で、お金払った人にいくらか戻ってくるという事だったんですが、じゃあ結果はどうなったかというと、投資信託の募集総額の上限が12億円だったんですけど、実際申し込みあったのは、金額でいうと7億7000万円。
おおー、それでもいってるな。
そうなんす。
設定した上限から考えると半分ちょっとなんで、ちょっと失敗かなっていう感じなんですけど、申し込み件数っていうね、金額じゃなくて件数でいうと、2783件申し込みがあって、これってね、ときメモファンドより先に募集した日本初のオンライン証券の1回目の募集より多かったと。
へえー。
だから、やっぱ1口ね…1万円で買う人が、けっこう小口で買う人が多かったんじゃないすかね、やっぱね。
ふーん。
10万円、なかなか出せないですから。
うんうんうん、確かにね。
180日後の出荷本数から計算して、売れた本数がときメモ3が約19万本売れて、Girl's Sideの方が15万本売れたという事で、返ってくるお金が1口あたり1万88円。
www。
一応黒字なんですけど、これね、実際には投資のときに3%の手数料プラス手数料にさらに消費税がかかるので、元本割れしてるという事で、結果としては失敗だった…まあ、これもう言われてたんですけどね。
うん。
そんな甘くないと。
「ファンを金儲けのために使おうと思ってるやろう」と色々言われてたわけですよ。
うんうん。
キャラクターグッズにお金を出すならあれですけど、やっぱりね、ちょっと早すぎたかなという感じも…今ならね、クラウドファンディング的にね、成功するかも知れないすけど。
確かに確かに。
でね、この3の最大の特徴は、ゲームとは関係ないすけど、このときメモファンドがすごく有名なんですけど、これね、ときメモファンド以外にもね、実はコナミってメタルギアファンドとか、幻想水滸伝ファンドとかもやってて、色々やってるんすよ。
へえー。
だからこのときコナミは、ちょっとゲーム以外のところで、何か収益を得ようとしてた節があったんでね、なんか懐かしい時代だなという気はしますけど。
そうか…。
聞いたなー、ファンド。
覚えてるでしょ?
話題になりましたよね、あのときね。
うん。
で、このときメモ3はね、内容的にいうと、キャラは8人なんですよ。
あ、減ってる、
減ってるんです。
うん。
これはたぶん、新しいシステムで作り直して、期間も短いという事はあるとは思うんですけど、ただ8人になった事でやっぱちょっとボリュームはね、少なく感じましたし、実際1体あたりのイベント数も、2に比べたら全然少ないんすよ。
ま、2がやりすぎな節はありますけどwww。
それでも、やっぱプレステ2になってね、それを超えてくるものを期待するわけじゃないすか。
確かにね。
しかも、キャラも減ってるわけですからね。
ファンドもしてるし。
そうそうそうそう。
で、これですから、正直そのファンドだけでなく、ゲーム自体もやはりあんまり評判は良くなかった感じですね。
ふうーん。
で、3はもう黒歴史と言われてます、ときメモの中では。
キャラクターはどうなんですか?
正直、ホントに印象薄いですね。
ああ、そうなんだ。
はい。
今回調べるにあたって、見て、「こんなんいたな」っていう感じ。
やったんでしょ?
やりましたよ、当然。
発売日に買って。
買って。
はい、限定版買って。
全キャラやってるんでしょ?
はい、やってます。
あ、それでもそんな印象?
そうです。
これはもう、いくらときメモファンでも擁護できない内容ですね。
ふーん
で、次がですね、2006年3月にときめきメモリアル ONLINEというのがね。
ほう。
ご存知ですか?
いや、オンラインは知らなか…知らなかったかなあ、いや、聞いた覚えはあるけど。
ときメモファンドの次は、オンラインです。
もうこのとき、ときメモはコナミにとってはね、いかにしてお金を儲けるかというコンテンツになってまして、内容としてはコミュニケーションを重視したオンラインゲームで、Windows向けでサービス開始しましたけど、約1年後、2007年7月31日に終了してます。
1年で?
はい…。
ふーん。
いや、中身が全然想像できないもの。
あのですね、タイトルに「ときめきメモリアル」とついてるだけで、全く別のゲームです、これ。
ああ、そう。
そもそもね、自分が主人公になって、1人で遊ぶ恋愛シミュレーションじゃないすか。
うん、うん、うん。
ところが、ときメモオンラインは、多人数で遊ぶオンラインゲームなんです、これ。
それ、なんすか。
1個の学校で、みんなで通ってたりするんすか。
そうです。
だから、まずゲームを始めると、キャラメイクで自分のキャラを作るんです。
うん。
しかも性別、男性/女性選べます。
うん。
という事はですよ、そもそもときメモのプレイヤーは圧倒的に男性が多いわけですよ。
うん。
ところが、男性が男性キャラをみんな作って、女性が女性キャラ作ったら、男女比率めちゃくちゃな格好になるでしょ。
うん。
で、実際プレイヤーも、かわいい女の子を作りたいって事で作るわけですよ。
うんうんうん。
という事は、もう女の子の中身は全部男というすごい世界ができるわけですね。
www。
で、運営開始してすぐにそういう考えの人たちが当然他にもいて、ネカマゲームだと。
www。
www。
もう何をもってこれをやったんだと。
うん。
これは、背景には当時ラグナロクオンラインとかオンラインゲームが大ヒットしてた…
流行ってたあ、ラグナロク。
で、ゲーム業界全体がもう一丸となって、オンラインゲームやと。
「これからはオンラインゲームやで」と、何でもかんでもオンライン作ってた時代です、これ。
んー、なるほどね。
その、何でもかんでもオンライン化されてたときに生まれた失敗作の一つが、このときメモ3です。
www。
いいなあ、ときメモ。
なんか、叩けば叩くほど出てくるwww、叩き甲斐があるな。
いやこれ、好きだからこそですよ。好きだからこそ、なんでこういう事するんだとね。
うんうんうんうん。
で、この失敗が響いたのか、この後しばらくときメモは出ないわけですね。
はい、はい。
ところが、2009年12月3日。
うん。
オンラインから約3年後にですね、なんとときめきメモリアル4。
んー。
ちゃんとナンバリングタイトル。
ふーん。
男性向け恋愛シミュレーションゲームとしては、約8年ぶりの新作。
うん。
プレイステーションポータブルで発売。
おおー。
こんときはね、モンハンのおかげでPSPがめちゃくちゃ売れてたときなんで、出すならPSPだろうという事だと思うんですけど、これが実はもう2に並ぶぐらい私が大好きなときメモなんすね。
あ、そうなんですね。
これはいいんですね、じゃあ。
はい。
4は、めちゃくちゃよくできてる。
ふうーん。
おそらく最初にときメモに関わってた人たちは、ほぼいない状態で作られてるとは思うんですが、すごくオリジナルのときメモリスペクトを感じて、オリジナルを尊重しつつも、この時代、現代的に遊びやすいゲームにちゃんと作られてる。
ふーん。
キャラクターも3Dから2Dに戻って。
お、いいじゃないですか。
じゃあ、3Dのときのメリットだった動きをどうしたかっていうと、止まってる絵を動かす技術があるじゃないすか?
あー、はいはいはい、Live2Dとかみたいな。
そう、ああいう感じ。
ああいう感じの独自の技術で、動かす事で補っているという見た目になってまして、これね、久しぶりに発表されたときに諦めてたんでね、もう出ないと。
うんうんうん。
諦めてた分うれしかった反面、久しぶりすぎて「ホントにときメモなのかな?」と思ってただけに、実際遊んで面白かったときには、めちゃくちゃうれしかった。
んー。まあね、ちょっと裏切られ続けてたから。
そうですそうです。
もうコナミは、「ときメモどうでもいいんだろうな」と思ってたんでね。
うんうん。
まさかこんな時代を超えて、ちゃんとしたもん作ってくるとはっていう部分で。
へえー。
これすごくよくできてた。
ただ、こちらも難点の一つが、PSPっていうとこね。
うん。
画面がちっちゃいわけですよ。
ああ、なるほどね。
大きい画面で遊びたいわけです、私は。
はいはい、ああそうか。
はい。
そうね、カワサキさんは据え置き機が好きですもんね。
そう、私据え置き機大好き。
で、やっぱ大きい画面で女の子見たいわけですよ。
うん。
イベントも見たいし。
うんうん。
でですね、PSPは一応テレビ出力できるんで、それを使って遊んでたんですけども、PSPのテレビ出力の仕様的にね、全画面表示っていうのができなくて、画面の真ん中にちょっとポコッて表示されるみたいな感じになってて、
ほう。
まあPSPの画面よりは大きいんですけど、ちょっと物足りないような感じで遊んでたんですが、いいところの一つがね、バイノーラル音声っていうのが使われてて、バイノーラル録音か…が使われてですね、これどういうもんかっていうと、人間の頭部、
ああ! あれだ。
なんか耳元でしゃべってる感がありますよ的な、はいはい。
人間の頭部を再現したダミーヘッドで音を録音する事で、実際人間が聞いている感覚に近い音が録音できると。
ふうーん。
で、その録音をヘッドホンで聞く事で、よりリアルに臨場感のある音が聞けるという方式を使って、ゲーム中のイベントで、それが使われてるとこがあるんですが、それがね修学旅行のイベントで、女の子の部屋に遊びに行くとですね、そこに先生が見回りに来て、「ヤバイ!」と、「隠れろ!」っつって2人で布団の中に隠れるというシチュエーションが。
ううわ、定番。
で、そこで密着してるときに、そのバイノーラル録音の音声が流れるというね。
おおおー、すごい効果的。
やっぱりね、ここでもね、音へのこだわりがね、やっぱコナミすごいなと。
なるほどね。
というか、ここでしか使われてないぐらい贅沢な仕様なんです。
www。
ここ以外で、ないんですけどね。
www。
ただそういうとこにね、こだわって、それはその女の子とのコミュニケーションをより密にするためっていうところにこれだけのものを使ってるところにね、やっぱ3とは違うものを感じたわけですよ、やっぱ。
熱意をね。
んん! そうそうそうそう。
「あ、ホントに好きな人が作ってるんだな」というのがね。
うん。
だから、2と4はすごく面白くて、
いいんですね。
はい。
未だにね、時々遊びたくなって遊んでるゲームですね。
じゃあ、4はファンドも成功ですか?
ファンドしてないっす。
www。
www。
やっぱやめたんですね。
www。
www。
はい、ダメだったみたいです。
でも2009年でしょう。
そうですよ。
へえー、全然知らなかった。
でしょうね。
3で終わったかと思ってた。
だから結局ね、もうこの頃になったら、そんなにメジャータイトルじゃないんですよね、やっぱり。
んー、そういうね、それこそときメモの影響下の有名タイトルもいっぱいあるし、どっちかっていうと、なんかもうGirl's Sideの方が人気な感じになっちゃったから、
そうですね。
こんときは、実はその女性向けの方がすごく活発だったときで、羨ましく思ってたんすよ。
なんか「女の子向けのいっぱい出てるのに、元の方出えへんな」って思ってたんですよね。
んー。
だから、すごくうれしかったんです。
なるほど、余計にね。
そうそうそうそう。
え、じゃあ、4で今んとこ終わりですか?
そうです、はい。
はい、という事で、エンディングなんですけども。
はい。
最高でしたね、ファンドとか。
www。
www。
まあね、ヒット作になったおかげでね、どうしても弊害じゃないですけど、どうすればもっと儲けられるかというね、会社としてはそれを考えるのは当然なんで仕方がないんですけども、何か新しい事をするための生贄にされた感が強いんで。
でも全体的に、ちょっと早すぎた感がありますね。
そうですね。
確かに今思えば、クラウドファンディングですから、もしかしたら今なら成功してたかも知んないすね。
そうですよね。
ただ、ゲーム内容があれだと出た後の評価はダメだったと思いますけど。
んー。
まあまあね、はい。
カワサキさんとしては、4までは全部やってんですよね?
やってますやってます。
最初の頃にスピンオフいっぱいで、今回は話さないって事でしたけど、スピンオフも大体やってるんですか?
そうすね。
1、2のスピンオフはけっこうやってますね、追っかけれる分は。
んー。
で、3以降はもうスピンオフがないんでwww。
ああ、そうなん…なんか、僕がちょっと知ってるのだと、なんか各キャラを掘り下げたドラマ的な中で僕が見たのは、バンドの練習してた。
ありましたね。
あのね、1のときは、そのキャラクターで人気ある上から順に3人選抜されて、その子だけのサブストーリーみたいなのが出たりとかで、2のときのスピンオフは、1キャラじゃなくて3キャラぐらいセットでサブストーリーを描いたタイトルが、3本ぐらい出てたかな。
なるほど。
これはねすごく秀逸で、女の子同士でも仲いいキャラがいるんですよね、このキャラとこのキャラは仲いいって。
で、その子たちが、また違うところで見せてる普段の姿とかお話が見れて、今まで興味なかったキャラが「え? そんなキャラだったんだ」というところで好きになったりする事ありましたね、それやってね。
ふうーん。
だから、やっぱ上手に作られてるなと思いました、すごく。
この辺もやった事ないと、なんのこっちゃわかんないと思いますけど。
www。
www。
なるほどね。
まあでも、元の世界観をより深く楽しめるみたいな、前々回のR-TYPEの格ゲーみたいな事にはなってない。
www、そうですね。
名前借りてちょっと設定持ってきただけではなく、かっつりキャラクターがそのまま使われてますし。
ちなみに、格ゲーは出てないすよね?
有志で…同人で作られた格ゲーはありました。
あ、そうなんだ、へえー。
めっちゃよくできてんす。
これね、ちょっと動画で見てください。
すっげえヌルヌル動いて…確か、
すげえな。
「そんなんありませんよ」って返ってくると思って言ったら。
www。
メルティブラッドっていうゲームが昔あって、
はいはい、ありますね。
あれを作った人たちが、昔作ったのが確かときメモの格ゲーやったはず。
あ、そうなんだ、へえー。
詩織が髪の毛で攻撃したりしますからね。
www。
めっちゃ面白いっすよ。
リサリサみたいになってるwww。
すごく昔のゲームなんて、ドットは荒いんですけど、動きすごく上手に作ってて、一時ね私の周りでも流行ってました。
ふうーん、懐深いなwww。
だから、パズルとかねクイズとかかな。
あとはさっき言ったサブドラマの中に、ダンスダンスレボリューションが入ってたりとかね、ミニゲームで。
ああー、そっちは良さそうだな。
ありました、そういうのも。
なんか、運動神経いい子とかいそうですもんね。
そうそうそうそう。
そういう感じでね、なんかうまい事自社のタイトルと絡めてやってたりしてて、色々ありますよ。
あ、そうか。
コナミか。
そうですそうです。
そうか。
まあまあ、という事で、またね、もうちょっと続きますんでwww。
はい。
もうホワイトデーまでやったらいいんじゃないですか。
あ、いいですねwww。
www。
長いな。
www。
じゃあ今回も、ハセガワさんのゲーム進捗の方、お願いします。
あ、はい。
ウキウキの方ですけれどもwww、さくらももこのウキウキカーニバルやってまして、今までちょっと言ってなかったこのゲームの特徴がありまして、言わば前回まで話してた部分っていうのは、最初に持ち込んだ企画に書いてあった部分らしいんですね。
ほう。
当時のインタビューが残ってまして、さくらももこのお姉さんが、任天堂に企画をいきなり持ち込んだらしいんですよ。
エ!?
でね、それを見たときに、なんかそんなに厚くないし、特徴もないみたいな感じだったんですけど、これをね、もう1回持って来て下さいみたいにしたら、きっと持って来ないだろうと思ってたら、すごい分厚くなって返ってきたらしいんですよ。
www。
すげえな、やる気満々だったんすね、じゃあ。
そうみたいです。
でね、ちなみに普段企画職みたいな事やってたのかなと思ったら、そういう訳でもないらしいんですね。
え、じゃあ、なんで?
何を思い立ったの?
ね。
何がどうなってやったかはわからないんですが、付け足されたっていうのが、ミニパっていうものがゲーム内にあって、これ何の略かっていうと、ミニパソコンなんですよ。
ああはあはあはあ。
ゲーム内にゲーム内モバイルPCがあり、町の人とか、町の店のホームページが見れるっていうちっちゃいパソコンをですね、モバイルPCを、Rボタンを押すと、主人公がポケットから取り出して、そっちの画面に入っていくんですね。
ふーん。
なので、前回言ったんですけど、自分の町から出る橋が封鎖されてるっていうのが、「封鎖解除になったよ」っていうのが、メールが入るんですよ。
うん。
ピリピリってメールが入ってミニパを開くと、町長からメールが来てて、「あそこを通れるようにしたから」みたいな感じになるんですね。
うん。
で、そういう機能があって、新しく知り合った人とかお店とかに「ホームページがあるから」っていう風に言われてそこを見ると、お遣いのヒントが書いてあるんですよ。
ああはあはあはあ。
だから、「インターネットごっこ」っていうジャンルみたいで、発売が2002年なので…で、GBAじゃないですか。
うんうん。
子供とかって、まだ自分のホームページ持つとか、そういう事がたぶんできなかったと思うんですよ。
ああ、なるほど。
どのくらい発達してたかはわからないけど、たぶんターゲット層からすると、自分のお父さんとかお母さんとか、年の離れたお兄ちゃんお姉ちゃんがやってるもの、っていう認識なんじゃないかな。
うんうんうんうん。
それを疑似的にゲーム内でやれる、みたいな。
なるほど。
そういうコンセプトなのか。
はい。
そこがちょっと変わってて。
それだとすごい納得ですね。
うん。
「ごっこ」っていうのは、そういう事か。
はい。
で、これが入ってきたんで、ちょっと差別化できるなっていう事で。
んー。
で、このゲーム、そういうものもあるんだけど、ヒットポイントもないですし、戦闘もないですし、あとね、お金もないんですよ、このゲーム。
へえー。
だから、もうホントに町の人の悩みを聞いて、「〇〇で△△をなくしちゃったんだよね」みたいな事を言われて、他の人の話を聞いたり、ホームページを探っていくと、「あそこら辺に落ちてるんじゃないか」っていうアタリがつくので、そこ行ったら地面がピカピカ光ってるんで、調べてみると落とし物が見つかるみたいなね、そういうのを繰り返してく。
なんか、ある意味任天堂らしいですね。
MOTHERとかああいう系の感じでありつつも、ただちょっとプレイステーションの初期のゲームのニオイもするなあ、なんか。
ああー! しますね。
ね。
プレイステーションも、ちょっとゲームっぽくないゲームが出てた時期あったじゃないすか。
ありましたありました。
ね。
なんか、特に目的もなく戦闘もなく遊ぶみたいなゲームがあって、あの感じがするな。
バイトヘルとかね。
www、そっち?
鈴木爆発とかね、ありましたけど。
確かこのインディーズゼロって開発してるとこって、千年家族っていうのを出してるとこ、
じゃあやっぱ、そういう独特のゲーム作ってるとこなんですね。
うん。
へえー。
ていうのが一つと、あとね、モンピーっていうのがいて、これモンスターピープルの略なんですけどもwww、
何でも略すなwww。
これがね、すごいさくらももこ感のあるヘンテコな生き物です。
ラーメンどんぶりに手足とかがくっついたようなやつとか、
ポケモンみたいなもんか。
そうそうそう。
鳥みたいなやつとか、なんかオネエ言葉でしゃべるカマキリとか。
なるほど。
3兄弟のさやえんどうとか、なんかね、すごいさくらももこ味があって、その2つがけっこうこのゲームの…なんですかね、特徴なのかな。
なるほどね、へー。
だいぶわかってきました。
うんwww。
まあまあ、そんな世界の中で…そのね、ミニパ見ながら色々お遣いして、お遣い自体はそんな大した事ない…パン屋行って、言われた通りの工程で物事を進めて、パン焼くのを手伝うとかね、本屋で本棚整理したりとか、「どこどこに天使がいるらしいんです。声を録ってきてくれ」って言われて、それをCD屋に持ってったら天使のCDができたりとかwww、そういうちょっとよくわかんない事やって、半分ぐらいは来てますね。
それでもやっぱ、その独特のセンスがあるからこそ、単純なお遣いが成り立つんでしょうね、やっぱ。
うん、そうです。
それがもっとホントにつまらないお遣いだとね、楽しくないですけど、そこにやっぱり作家ならではの独自性のある設定とかシチュエーションが活かされて、それがゲームの魅力になってるんでしょう、やっぱ。
そうですね、そうそうそう。
インタビューでちょっと印象的だったのが、2回目の企画書で、モンピーとかね、町の人たちの相関図みたいなのが、すごいガッチリ作られてたんですって。
へえー。
で、なんか任天堂のゲームって、けっこう任天堂節ってあるじゃないですか。
うんうんうんうん。
ああいうのがちょっと薄いと思いますっていうのを任天堂の人が言っていて、それは何でかっていうと、さくらももこのお姉さんがガッチリそこを作ってきたので、そこは変えられなかったらしい…
www、すげえな。
何? 任天堂が譲歩してんの、それwww。
まあ、そうですね。
すごいなあ。
そこを尊重してくれてるって事でしょ?
そうそうそうそう。
そのまま行きましょうっていう感じなんで、そういう意味では、それこそさっき名前が出たMOTHERみたいに、あれけっこうすごい糸井重里ありきな…
まあ確かに、そうですよね。
で、それをたぶん任天堂側が、このセンスは残したいっていうので、わざとやってるんですもんね、だって。
うん、うん。
だから、そっち寄りの出来なんですね。
なんか意外な…面白いですね。
wwwそうそう。
こういうのが出てたっていう事がね、何より面白いなと思いながら。
そうそう。
ゲーム内容よりも、作られる過程が面白いな、なんか。
うん、そうなんですよ。
だからやり始めた経緯も、偶然見つけて「なんだこりゃ?」と思って調べて、まあそれこそね、さくらももこの絵のゲームっていったらね、エブリパーティが頭をよぎるわけですけれどもwww。
www。
まあ、あっちはなあ、ちょっとなあ…。
でもね、調べてみたらね、前回話したような座組で「うわ、なんか変わってんな」と思うから、ちょっとやってみたいじゃないすか。
うんうん、確かに、気になる。
中身はサクサクなので、8つの内の4つのお供え物がもう済んで、5つ目も何やりゃいいかわかってるから、
まあ、このままいったらホントにね、どっかで詰まる事もなく、スルッといけそうな感じはしますね。
そんな感じがしますね。
わかりました。
はい。
では、いつもの告知をお願いします。
はい。
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よろしくお願いしまーす。
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という事で、ブライトビットブラザーズ、STAGE34、ときめきメモリアル2年目という事でね、次回3年目突入。
ここで卒業しないと終わらないので、何とか終わらせたいと思いますので、もうしばらくお付き合いください。
という事で、今回も最後まで聴いていただいて、ありがとうございました。
ありがとうございました。